2024/10/06 12:40
以前投稿したブログでは、現行のポータブル型カセットプレーヤーはトイプレーヤーでは、と位置づけましたが、2024年5月、格段に高品質なポータブルプレーヤー・CP13がFIIOからリリースされました。

(画像:FIIO CP13(スカイブルー))
お恥ずかしくも2024年10月までこの製品の存在に気付いていなかった筆者ですが、メーカーのサイトの製品紹介を見て、また利用者の方々のインプレッションなどを見てみると、これは近年あまたあるポータブルカセットプレーヤーとは別物。そう勘付きまして、急ぎ家電量販店で購入しました。
税込価格で2.1万円程。前述した現行のポータブルプレーヤーは通常数千円台ですので価格帯も異なる製品です。
思い起こせば1980年代から2000年代初めころまで、ソニーなど日本メーカーがリリースしていたカセットプレーヤーの主な価格帯は1万円台後半から2万円台前半位だった気がします。CP13はそれらに近い価格帯の製品といえると思います。
〇試聴した印象
走行安定性は前述の現行ポータブルプレーヤー群に較べ格段に高く、安心して聴けます。
また現行ポータブルプレーヤーに付き物である「ブーン」という感じのハムノイズも聞こえません。
個人的には「音楽鑑賞に堪えられるカセットプレーヤーがやっと還ってきた」という印象で、大変うれしく思いました。
音質は供給元の案内の通り、中音域寄りのアナログ的なトーンカーブと感じます。
ネット上のブログなどでは、もっと低音と高音が持ち上がったフラットな特性が欲しい、など意見もあるようですが、テープ走行が安定していて澄んだ響きで、かつ耳に優しい音のバランスが聴けていますし、このような音作りもあり、と個人的には感じます。
〇近年リリースされるミュージックテープに適したプレーヤー
なお、CP13にはテープセレクターはなくノーマルテープ専用です。ドルビーBなどノイズリダクション機構も搭載しません。
よって、ハイポジションテープやメタルテープの再生、あるいはノイズリダクション入りカセットの再生には適しません。
けれど、近年リリースされるミュージックテープはノーマルテープのみですし、ノイズリダクションも入っていません(それでも静粛性は十分な作品が多いです。)ので、
「ミュージックテープを買ってきたけどプレーヤーがない。さて何で再生しようか。」と考えていらっしゃる方に、CP13はお勧めできる選択肢の一つです。
(投稿:舩生好幸・向実庵店主)