2023/07/15 18:22

~数量限定・復刻版・レトロ調デザインのカセットテープ~

2023年7月15日(最終更新:2023.7.19)
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いつも、向実庵をご利用いただき、ありがとうございます。
近日中に、C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>レトロ調デザインのカセットテープをリリースいたします。

(上記画像:C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>レトロ調デザインのカセットテープ)

この製品は、諸事情からブランクカセットテープながらタブアウト(ツメなし=誤消去防止)タイプのハーフを利用する製品となりました。制作の経緯なども含めてご紹介いたします。

〇C46黒ハーフカセットの補充が必要に→試験的にスモークハーフで少量を製造依頼
おかげさまで、このところC46カセットテープ(片面23分*2)の販売実績がかなり好調でした。

近年は1970年代末~80年代頃の国内のポピュラー音楽が「シティポップ」などと呼ばれ再認識・再人気の様子ですが、これらのアルバムの多くは当初アナログLPでリリースされてきたと思います。

C46カセットテープですと、これら多くのアナログLP由来のアルバムを、
・オリジナル同様A+B面にピッタリの長さで収録できる、
・耳に優しく聴きやすいアナログサウンドで録音できる、
ことなどが今も支持される理由ではないか、と考えております。

そのような次第で、特に黒ハーフC46カセットの在庫が払底したため、以前製造いただいたメーカー様に再度製造の依頼を考え、問い合わせたところ、現在は使用する磁気テープが変更されていることが分かりました。

いきなり必要数を発注し、もし、私共が期待する特性や品質と異なる製品であったとしたら正直かなりの打撃です。
そこで最初は試験的に少量を発注し、納品いただいた製品を確認したうえで黒ハーフカセットを必要数発注する二段構えとしました。

その最初の発注の際、今や珍しいスモークグレーハーフが数量限定で販売されておりました。ここで、
「スモークグレーのカセットがあれば、素材不足から終売となったEX-C46を復刻できる。」と思い立ちました。
(上記画像:終売となりましたEX-C46<スモークグレーハーフ+緑ラベル>)

但し、ハーフはミュージックテープ向けのツメなしタイプ。ブランクカセット用のツメありタイプは販売されていません。
少し悩みましたが思い切って、最初はこのハーフで作っていただくことにしました。

出来上がってきた製品をテストしてみると、特性に部分的な変化もありますが、音質・品質とも私共の期待に適う製品でした。(詳細は後段にて詳述いたします。)
この新入荷したスモークグレーハーフカセットを用いて「復刻」した製品がC46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>という次第です。

〇C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>のご紹介
「復刻」と書きましたが、終売となった旧・EX-C46<スモークグレーハーフ+緑ラベル>(以下旧EX-C46)のデザインを踏襲しつつ、後述します音の特性の違いを示すポイントも盛り込んでいます。

カセット本体は、旧EX-C46と同様なフィリップスタイプのハーフ(正面右上のJAPANの刻印もあります)であることから、レーベルシールは同じものを使用しています。

(上記画像:C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>レトロ調デザインのカセットテープ)

一方で音の特性は、アナログらしく落ち着いた音質であった旧EX-C46よりも、SV/RXなど高音域が伸びやかな黒ハーフ製品と近い製品であること(詳細は後段にて)を踏まえ、違いを表現する目的で、インデックスカードのデザインに、EXⅡと同様・緑の横ストライプを一本追加しました。

(上記画像:専用の注意事項カードのテキストを背景に、ケース+カセットテープ本体)

また細かな点ですが、同梱する注意事項カードは記載内容を一部変更し、タブアウト(ツメなし=誤消去防止)タイプのハーフに対応させました。


(上記画像:「ツメなし」タイプのハーフですが、予めテープで塞いで出荷いたします。そのまま録音いただけます。)

〇カセットデッキで特性を確認
このC46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>の音の特性などを確認するため、手持ちのカセットデッキ・TEAC V-6030Sでキャリブレーションを行った結果は以下のとおりです。

・バイアス補正値:L・9時(-12)/R・8時半位(-14付近):ある程度浅めに調整。
・レベル補正値:L/Rとも12時=±0・補正なし。

(上記画像:TEAC V-6030SにてC46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>のキャリブレーション実施結果)

ちなみに、同じメーカー様に先に製造いただいた製品(黒ハーフカセット)をV-6030Sでキャリブレーションを行った結果は、
・バイアス補正値:L/Rとも11時(-4):若干浅めに調整。
・レベル補正値:2時+α:相対的に補正値やや多め。


(上記画像:TEAC V-6030Sにて、SV-C60等に使用する黒ハーフカセットのキャリブレーション実施結果)

この変化から、今回の新しい磁気テープは中低音域がいく分充実したトーンカーブとなり、同時に入力感度が向上していると予想されます。

〇マクセルURと類似する特性の変化
個人的に、同様な変化を辿った製品をもう一つ経験しております。マクセルURです。

(上記画像:マクセルUR・現行版(左)と旧版)

現行のマクセルURと、今回調達したスモークハーフカセットのV-6030Sによるキャリブレーション結果はよく似ています。
・現行マクセルUR
 ・バイアス補正値9時(-12):ある程度浅めに調整。
 ・レベル補正値:L/Rとも12時=±0・補正なし。

(上記画像:TEAC V-6030Sにて2020年発売・現行マクセルURのキャリブレーション実施結果)

また2020年3月以前に流通していた旧版URと、SV/RX等の黒ハーフ製品のキャリブレーション結果もよく似ています。
・旧版マクセルUR
 ・バイアス補正値:11時(-4):若干浅めに調整。
 ・レベル補正値:2時:相対的に補正値やや多め。

(上記画像:TEAC V-6030Sにて旧版マクセルURのキャリブレーション実施結果)

製造元のメーカー様からこの件に関する情報はありませんが、今回製造いただいたスモークハーフカセットに使用されている磁気テープも、現行URに使用されている磁気テープと特性が「近い」製品が使用されている可能性が高いと感じています。

〇C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>音の印象など
長々と脱線、失礼いたしました。

C46<EX:スモークグレーハーフ+緑ラベル.R2>の肝心の音質や音の印象については、上のような確認を進める中で、一定水準以上の結果が期待できそう、との見込みが立ってきました。

実際にTEAC V-6030SとV-1050でテスト録音を行い再生音を確認したところ、それぞれの機種で、程よく高音域が伸びた好ましい音質であることが分かりました。

相対に上級機種のV-6030Sでは、インジケーターの指示に従いキャリブレーションを行うため、この結果は当然とも言えますが、
一方の普及機・V-1050では録音中再生音をモニターしながらバイアス補正値を変化させ、聴感で最終的な補正値を決めました。

V-1050のテスト録音で特に感じたことは、バイアス補正なしでも相応に抜けの良い音質が得られるところでした。
最終的にV-1050ではバイアス補正ダイヤルを少し浅め・11時の位置で録音しましたが、再度聴き直してみると、高音域が若干際立ちすぎ=やや浅くしすぎた感もあるくらいでした。

また、2台の録音結果とも、ヘッドフォンで聴いていてもドロップアウト(音抜け)はほとんど感じ取れず、また走行安定性も申し分ないものでした。

さらにヒスノイズの傾向も、例によって無音部分で-40dBインジケーター点灯の様子を見ていますと、1秒に1回程度と、これも現行URに類似する印象でした。

〇リリース情報(更新:2023.7.18)
本製品のリリース情報の詳細は、別途リリースノートにて公開いたしました。
下記のリンクよりご参照ください。



本製品は、現在の予定では総販売数18巻ほどの限定商品であり、仕入れ時の都合もあり若干お高めに設定させていただかざるを得ない側面がございますが、
もし、早めに一定の人気をいただけるようでしたら、メーカー様でスモークグレーハーフが売り切れる前に、C60、C90の追加発注そして追加制作も可能かもしれません。

ご期待・ご支持いただけますと幸いです。
(店主・舩生好幸)