2022/02/23 08:39

先日、初めて入手したカセットテープにテスト録音をしました。

デッキは個人的に上級機と位置付けるTEAC V-6030Sと、同様にベーシック機としている同V-1050。2台の機材で録音しました。

結果、V-6030Sでは思ったような良い音質で録音できたのですが、V-1050で録音すると今一つ。
高音域に若干ひずみが多く感じられ、音抜け(ドロップアウト)も通常より頻度高めに発生している気がします。

再度、V-1050で同じカセットに録音し直しましたが、あまり変わった様子はなし。
これはデッキとの相性が悪いかな、と思ったのですが、何か釈然としません。

〇走行系のクリーニングで改善が
翌日、念のため、と思ってV-1050の走行系をクリーニング液で清掃しました。
昨日録音したカセットテープを再生すると、音抜けやひずみっぽさが減り、音質自体もなんとなくクリアになった気がします。

ならばと、念を入れて消磁器も使い、その後ダメ押しでもう一度走行系を清掃し、件のカセットに再度録音し直しました。

結果、V-1050でもV-6030Sとほぼ同様な品質で録音ができました。
本当は良好な性能を持つカセットテープに対し、危うく、誤った評価を下してしまうところでした。

(上記画像:テストで使用したデッキの一つ、TEAC V-1050 (メーカーサンプル画像))

〇目で見ただけでは汚れが分からないことも
ちなみに、V-1050の走行系ははじめの清掃前でも、見てわかるような汚れはありませんでした(・・ただし私が近視&乱視の点は要考慮です)。実際は、デッキの手入れが不行き届きとなっていて、録音に影響を及ぼすような汚れがあった、ということのようです。

以前、「ヘッド周りのクリーニングについて」と題して走行系クリーニングの大切さをブログに投稿している身の上ですが、改めて、カセットテープオーディオは微妙な側面を持つものだと反省しました。

〇デジタルにはない苦労もあれど、そこに面白みもあるカセットテープオーディオ
上記の事象は、カセットテープやカセットデッキの難しさであり、その一方で、アナログオーディオの面白味につながるのかな、とも思います。

当初使えないと思ったカセットテープが、デッキの物理的なコンディションを整えたら本領を発揮できるようになった、思ったような良い音で録音できた、という逆転のストーリー(?)は、カセットテープのような、都度交換するメディアを用いるアナログオーディオだから体験できることです。
HDDやフラシュメモリ上の電子ファイルを再生するだけのデジタルオーディオでは通常は体験できません。

むろん、カセットテープとレコーダーとの相性が決定的に悪かったり、どちらかのコンディションに修理が必要なほど不具合があれば、上記の「逆転」は期待できないでしょう。
しかし、「ひょっとしたら良くなるかも」という思いで取り組む余地があることは、オーディオ趣味として意義深い気がするのは私だけでしょうか。

〇改めて、定期的&大切な録音の前には走行系のお手入れを

以上のようなことを踏まえ、どうぞ、カセットデッキやラジカセはクリーニングを定期的に行い、いつも良いコンディションでご利用くださいませ。
そして、大切な録音の前にも走行系のお手入れを行うことをお勧めいたします。