2024/10/29 15:31
最近、カセットクリーナーやヘッドクリーナーが相次いで終売になり、ヘッド周りのクリーニングが少し心配になりました。
ヘッドおよびキャプスタン、そしてピンチローラーのクリーニングには無水エタノールや消毒用エタノール液を精製水で薄めても使えますが、やはりカセットテープオーディオ専用製品があったほうが便利です。
そのようなこともあり、今回は、以前から気になっていた、HIDISC(磁気研究所)のオーディオカセットヘッドクリーナーを仕入れまして、まず店主自らが使い方などを確認しました。
〇製品の構成
外箱です。

使用方法などの説明は外箱の裏面に書いてあります。

箱の中身は、以下のとおりです。

(製品の内訳)
・クリーニング液・2個
(同じものが2個入っています。)
・カセットテープ型のクリーナー・1個
(走行時間30秒程のクリーニングテープです。)
〇クリーニングの実際
最近購入したカセットプレーヤー、FIIO CP13と、AUREX AX-W10Cをクリーニングしてみました。
・最初に、鉛筆を使ってクリーニングテープをきちんと巻き上げました。
・クリーニング液注入の方法がやや変わっています。外箱裏側の説明画像、およびYoutube上で公開されている製品紹介動画によると、クリーニング液はリール孔から注入します。

・クリーニング液はクリーニングテープが巻かれた側のリールにかける感じで、3~4滴を注入します。すると薬液がリールからクリーニングテープに伝わり、吸収されます。
(クリーニング液がこぼれないよう、またうまくクリーニングテープに伝わるよう、注意します。)
※公式製品紹介の動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=NHGqOIkLgLE
・クリーニング液を注入したカセットを、通常と同様にカセット部にセットし、再生ボタンを押して約30秒間クリーニング。
・走行が終わったら取り出し、ヘッドおよびキャプスタン回りが乾くまで数分待ちます。(終了)
〇メーカーのサポートセンターにて確認
このクリーニングキットの使い方が正しくできている確信を持ちたいと思い、発売元・磁気研究所様のサポートセンターに電話して確認しました。
以下は電話でのやり取りの要約です。(筆者の理解に基づき、文章として読みやすく要約しております。)
Q1:箱に表示してある使用方法によれば、クリーニング液はリール孔から注入する様子ですが、この理解で正しいでしょうか。中央の「窓」は通常のカセットと異なり透明プラスチックがなく開いていますが、こちらから注入する、という訳ではないのですか?
A1:説明にあるとおり、リール孔から注入してご利用ください。
Q2:クリーニング液の注入量が3~4滴ですと、クリーニングテープを走行させる際、湿ったところと乾いたところ、まだらで出てくる感じになりますが、それでよいですか。
A2:テープがびしょびしょになるまでクリーニング液を注入する必要はありません。テープは乾いたままのところもありますが、その状態でご利用いただいて結構です。
私の使い方でよかったようです。一安心。
〇個人的な試行
後刻、試しにクリーニング液を、開いている中央の「窓」からも入れてみました。
・その場合、テープの最初の頃はびしょ濡れで出てきて、そのあとは乾き気味のテープになってしまうようでした。
・リール孔から注入することで、相対的にクリーニング液がクリーニングテープにいきわたった状態でクリーニングできる模様です。
〇カセット型のクリーナー+もうひと手間かけるなら
この製品に限りませんが、カセット型のクリーナーによるクリーニングは、ある意味で簡便な手段です。
もう一手間かける余裕がある場合は、カセットクリーナーを走行させた後、
・清潔な綿棒でヘッドやキャプスタンやピンチローラーを軽く拭き取る。 或いは、
・汚れがまだ目立つかもしれないピンチローラーは別途、専用の洗浄液やエタノール液を付けた綿棒でもう少し汚れを落とす。
等を行うと清浄度が増すと思います。
以上、ご参考までに。
(向実庵店主・舩生好幸)
*HIDISC オーディオカセットヘッドクリーナーは、当店でも取り扱い中です。
*他にもカセットクリーニング用品ございます。カセットクリーナー&清掃用品のページへどうぞ。