2021/02/22 15:29
今月発売しましたオリジナルデザイン・カセットテープ<スカーレット>には片面40分・往復80分録音できるC80がラインナップされています。
最近では数少ない80分テープで何を録音すると楽しいか、筆者の体験などを踏まえてご紹介いたします。

往年のポピュラー音楽のアルバム、特に70年代から80年代始めのLPレコード時代の作品には片面21~22分ほどのものが多く、46分テープなら1本で1アルバム、90分テープなら片面に1枚ずつ合計2枚のアルバムを録音できて使いやすいです。
一方、収録時間が40分以内のアルバムも多数あります。
本を読みながら、何か作業しながら、といった「ながら聴き」の際、これらのアルバムはすぐ終わってしまい、「もっと聴いていたいのに・・」と新しい音源を探しに行ってかけ直す、こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
80分テープには、これら「やや短めのアルバム」が往復で2枚収録でき、60分超~80分の間じっくり音楽を聴けて便利です。
収録時間が40分以内のアルバムにはどんな作品があるか、筆者手持ちのアルバムから、具体例を挙げてみます。
〇ビートルズの作品から
多くの方に分かりやすいと思われるポピュラーの「古典」といえるでしょうビートルズのアルバムを見てみます。
筆者手持ちのアルバムでは中期から後期の作品中心ですが、その中で収録時間を調べますと、「リボルバー」約35分、「マジカル・ミステリー・ツアー」約37分、「レット・イット・ビー」約36分、等がすぐに見つかります。それぞれ曲数が11曲から14曲と多いので、収録時間が40分未満とは思われにくいかもしれません。

〇収録曲数10曲以内のアルバム例
80分テープに収めるなら、こちらが王道?と思っています。アルバムの収録曲数10曲以内で35分前後のアルバムを片面ずつに収める、というパターンです。例えば、
*ボビー・コールドウェル「イヴニング・スキャンダル」「CARRY ON」など
ボビー・コールドウェルは洗練されたサウンドで70年代終わりから90年代にかけて日本でも人気の高かったAOR路線のアーティスト。シングルでは「風のシルエット」、TVCMに使われた「ステイ・ウィズ・ミー」あたりが特に有名ではないかと思います。

上に掲げた2作品は、左がデビューアルバム「イヴニング・スキャンダル」(約37分)で、右が3作目のアルバム「CARRY ON」(約34分)。いずれも80分テープ片面に適当な長さです。
*イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」& 「SOLID STATE SURVIVOR」
日本のアーティストからも例を出したいと思います。70年代終わりから80年代前半にかけて「社会現象」とも言われたYMO。そのデビューアルバムと、79年の日本レコード大賞「ベストアルバム賞」を受賞した2作目です。

2種類ある第1作目「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」は、オリジナル版が約38分、終曲が割愛されたUSA版(上記画像左)は約37分で、第2作目「SOLID STATE SURVIVOR」(上記画像右)が約33分。こちらも80分テープの片面に1枚ずつ収まります。
彼らのライヴパフォーマンスでも、この2作品から「コズミック・サーフィン」「東風」「中国女」「テクノポリス」「ライディーン」「ビハインド・ザ・マスク」等、繰り返し取り上げられており、1本のカセットテープでまとめて聴けると満足度も高い、と思います。
(かつてカセットテープ全盛の頃、長時間カセットのA面とB面にこれらのアルバムをそれぞれ録音し、ラジカセやウォークマンなどで楽しまれた方は多かったことでしょう。)
また、上記「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」のオリジナル版(下記画像左)と、米国向けにミックスし直したUSA版では、同名の曲でも音作りやアレンジの細部が異なっていたり、特にUSA版の「東風」には女性ヴォーカルが追加されていたり、と違いも目立つので、1本のカセットテープにまとめて聴き比べるのも興味深いのではないか、と思います。

以上、筆者の個人的な体験に基づく、かなり古い具体例となり恐縮ですが、読んでいただいた皆様のご参考になれば幸いです。