2020/09/25 12:12

2020年9月17日、(株)ネコ・パブリッシング様より「ステレオ時代」Vol.17が刊行されました。

年3回ほど刊行される「ステレオ時代」は、国産オーディオ絶頂期の製品にスポットを当て、ほかのオーディオ誌にはない独自の企画で人気を博しています。
その中で、当店の「レトロ調デザインのカセットテープ」を取り上げていただき、実際に録音を行ったインプレッション記事を掲載いただきました。「ステレオ時代」Vol.17をお持ちの方は、どうぞP.143をご覧下さい。
まだお持ちでない方は、売り切れる前にぜひご購入を。


筆者が「レトロ調デザインのカセットテープ」を作ろうと思った大きなきっかけは、2014年12月に刊行された「ステレオ時代」Vol.3のプレゼント企画「オリジナルカセットテープ」を見たことでした。

70年代末から80年代前半の音楽専用カセット・ソニーBHFのカラースキームを甦らせたこの製品を見て「自分でもこんなカセットを作ってみたい」と思ってしまいました。そこから数年来の試行錯誤を経て、現在の向実庵でのカセット製品リリースにつながっています。

そのような次第で、「ステレオ時代」編集部の皆様に「レトロ調デザインのカセットテープ」をお見せするのは半ば必然、位に考えておりました。(手前勝手で恐縮です。)

今年の夏前、お邪魔かもしれない、と思いつつも、編集長様あてに、当店にてレトロ調のカセットテープ製品を作って販売している旨をメールでご連絡しますと、多忙にもかかわらず興味をお持ちくださいました。その後、サンプルとして製品を4本お送りすると、実際に録音して試したい旨おっしゃっていただきました。

誌上に掲載いただいたインプレッションでは、
「30~40年前も前のテープだと磁性体がはがれてしまっていてもおかしくない。・・・その点新しいテープは安心。しばらく使ったが全く問題なかった。ガンガン使いたい方におススメだ。」といったコメントをいただいております。ありがとうございます。

この機会に、当店のカセットテープ製品の音質的な特徴とは何だろう、と改めて考えました。

現在、カセットテープといえばマクセルのURが主流で、基準とも言えると思います。
音楽用カセットの実力を持つURは周波数特性カーブに幾分ハイ上がりの傾向を持ち、それが爽快感やキレの良さなど、再生音の魅力につながっていると思います。
一方、当店の製品は、白ハーフ/色付きハーフいずれも、バイアス調整なしで録音いただくと、誇張のない自然な周波数特性になります。また、バイアス調整機能のあるカセットデッキなら、バイアス値を浅め(マイナス側)に調整して録音いただくと、高音域のカーブが持ち上がり、CDなどデジタル音源のニュアンスに忠実な再生音になります。――これらが音質的な特徴かな、と思います。
また、やや地味ですが、URよりも「相対的に穏やかなノイズレベル」も特徴と言えると思います。

URとは異なるキャラクターを持つ当店の製品を、いただいたコメントどおり、普段使いのカセットテープとしてUR等と一緒にお使いいただきたい、そう願っております。

編集長様をはじめとする「ステレオ時代」編集部の皆様、ご紹介いただきありがとうございます。

(追伸)
よく見ると次ページ「こんなものを買った」でも、Lo-D(日立)のカセットデッキの窓から<白ハーフ+赤ラベル>がちょっと顔を見せています。こちらもありがとうございます。


<向実庵からのメッセージ>新製品を加えてラインナップが充実しました。