2020/03/12 12:11

「ステレオ時代」という往年の国産オーディオの名作やヒット作などを取り上げる雑誌をご存じの方もいらっしゃると思います。

その第3号(2014年12月刊)のプレゼント企画に、オリジナルデザインのカセットテープがありました。黒いハーフに白と緑の精悍なデザインが1980年前後のカセットテープを思い出させてくれました。


また、201610月、マクセルからカセットテープ発売50周年を記念して、1970年代の音楽専用カセット・UDの外見を復刻した製品(テープはUR相当)が限定販売されました。私も何本か購入して試してみました。


これらから感じたのは、カセットは、いつも使う製品と性能は同様でも、気に入ったデザインがいくつもあれば、録音する音楽のジャンルやアーティスト等でカセットを使い分ける楽しみを(少しだけ)取り戻せる、ということでした。

TDK、ソニー、マクセル、アクシアなどのメーカーから高性能で華やかなカセットテープが多数発売された時代はずいぶん昔になりました。それらの在庫品はともかく、今や新品で入手できるカセットテープの種類には限りがあります。

売っていないなら、自分で気に入ったデザインのカセットを何種類か作ってみよう。そう思い立って、試行錯誤した中からこのような製品ができました。


これらは、新品の業務用カセットテープに、1980年前後の雰囲気のレーベルシールやインデックスカードを作って組み合わせたものです。

白いハーフに赤いラベルのローノイズカセット風と、黒に近いスモークのハーフに緑ラベルの音楽専用カセット風、2種類を用意しました。いずれもノーマルテープで、どちらも音楽録音に適した特性を持っています。

テープ長は、往年の音楽用カセットの基本である46分、60分、90分の3種類です。


これらの製品を現在の標準的なカセット・マクセルURと比較すると、URは高音域に若干の強調傾向があるところ、こちらはより素直で原音に忠実な特性と感じられます。

また、URはMOLが高く、かなり大きめに録音しても音がひずみにくい印象ですが、これらの製品はURよりは録音レベルに注意が必要です。とはいえ瞬間的に+7dBでも聴感上問題ない場合もありますので、録音レベルはURより少し控えめに設定すれば問題ありません。またその一方、これらの製品はURよりもヒスノイズは心持控えめに感じます。

赤ラベル・緑ラベルそれぞれ性能を十分引き出すため、できればバイアスや入力感度の調整機能を有する往年のカセットデッキでの録音をおすすめします。


製造に手間がかかるため(これは要改善です)、今回はそれぞれ少量のご提供です。

お値段も、現代のメーカー品水準でのご提供は困難なため、一種の手工芸品としての価格とさせていただきましたが、

もし、共感していただけるようでしたらお買い求めください。

詳しくはそれぞれの製品のページをご覧ください。

よろしくお願いいたします。